夕ざりの茶事
茶事研究会は夕ざりの趣向で開かれました。
明るいうちに席入をして暮れ行く情景を愉しみます。
茶事はあらゆる時間配分を考えます。
今回はさらに、日の入に合わせて席入の時刻を決め、
亭主の心に合わせて正客も一座建立の場を創り上げてゆきます。
亭主のお見送りを終え、路地に向かうとそこには、
竹で作られた灯籠に灯りが灯されています。
その灯はお客様たちの心の奥にまで火を灯し、
空からは月が見守るように優しく照らしているようでした。
さて、余韻に浸りながら、
此君亭の茶事では、準備からお片付けと、
陰で支え続けているご主人がいらっしゃいます。
暑い日も寒い日も、水を撒き落ち葉を祓って、
無事を祈りながら細部にまで心を配ってくださっています。
茶事の醍醐味を経験させてくださった先生と亭主、
ご主人に感謝をこめて
此君亭 社中記

