灰作り講習会
8月10日、5人の生徒さんが集まり、最高気温33度の炎天下の中で灰作り講習会が行われました。
防虫対策をバッチリして、皆さん汗をかきながら真剣に取り組んでいました。
今回行った風炉灰作りの過程を写真付きで紹介します。
用意する物
・使用した灰・フルイ 粗目/中目/細目・バケツ2~3個・ゴム手袋・シャベル・新聞紙(多めに)・茶汁
風炉の灰作り
[1] 使用した灰を集める。
[2] 粗目の篩(ふるい)でふるって、炭や枝炭の燃えカスを除く。
[3] さらに中目の篩でふるう。
[4] ふるった灰をバケツの半分位まで入れ、そこに水をバケツの八分目位まで入れて、良くかき混ぜ1~2時間置く。
[5] 上に浮いた埃やアクはバケツを静かに傾けながら流す。(灰を流さない様注意!)
[6] [4]と[5]を3回繰り返す。(3回目の水は切りきらない!)
[7] 別のバケツに水を入れ、⑥の灰を水の中で細目の篩で漉す。
(バケツの底に粒子の細かい灰が溜まる)
[8] バケツの上澄みを捨てる。(灰を流さない様注意!)
[9] 水が無くなったら、平らな所へ新聞紙を5、6枚敷いて、その上に灰をベタベタと取り置く。
(灰は乾燥すれば新聞紙から剥がれる)
[10] 灰を取り終わったら、灰の上に1枚の新聞紙をかけておく。
(ゴミが入らないようにする為と直射日光を灰に当てないようにする為)
[11] 水分が切れたら、灰を新聞紙から剥がし、新聞紙を取り替える。(2~3回)
[12] 固まった灰をほぐし、茶汁で染め(灰がドロドロになるくらい)、2~3ヶ月以上そのまま置く。
[13] 染めた灰の固まりを新聞紙の上に広げて乾かす。(乾かし過ぎない様に注意!)
[14] 乾いた灰を中目の篩でふるい、さらに乳鉢で擦って細かくして風炉の灰にする。